ずいぶんと久しぶりにルールの妄想。Isradamを自駒同士に適用してみる。
条文を書く際はOFMを参照させていただいた。
・同種の自駒の利きに入る手、入れる手*を禁止する。
・同様に敵駒を同種の駒の効きに入れてはならない**。
・成駒と生駒は別の駒として区別する。
・以上の条件は王手の概念にも適用され、玉を取ると同種の自駒の利きに入る場合は王手とみなさない。
*香の下に香、銀の直下に銀は打てない。
**例えば敵方の飛車で挟まっている駒はピンされている。
例題。
1)アンチisardam協力詰#5
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 角 香|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:金 香
2)アンチisardam協力詰#5
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ 歩 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ 金 ・ ・ 歩 角 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:角 歩
3)アンチisardam協力自玉詰#4
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v龍|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v龍 ・ 王|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:なし
これはこの中ではちょっとマシだとおもう。
作意
1)17角 18玉 19香 17玉 28金まで
5手目で先手は同香とは取れない。16香にあたってしまう。
できれば一路上げたかったが余詰。
そうすれば協力詰では詰みだが、このルールでは詰んでいない形が生じる。
2)46歩 55玉 64角 46玉 58金まで
内容は前の例題と同じ。角を73以遠から打つと成があるので限定打。
でもこの形じゃなあ。上段の歩が寂しい。
この路線なら2枚の同種駒は初期両方とも打つか、せめて動かしたい。
3)34飛成 24香 12飛成 28香成まで
最終手27香成は同玉で不可。ここに龍の効きはない。
14への効きを消すため先手の飛車は成限定。
検討図面
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛|九
+---------------------------+
持駒:なし
この図は先手王なしだが、先手がステイルメイトになっている。
が、王手義務ありでは逆算不可能。まあ、Anti-Isardamを利用したステイルメイトも
何かできそうではある。
(追記:成禁止でなければステイルメイトではない。全部龍にしないと駄目でした)
(追記2:ピンされている駒で消滅している効きがAnti-Isaradamに適用されるかどうかはIsradamにあわせるつもり。あまりはっきりしていない。例えばv飛香v飛のように飛車に挟まれて動けなくてなっている香の上に香を打てるかどうか)
- 2009/07/02(木) 01:30:23|
- FAIRY
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WFPで呼びかけてもらったけれど当面は片隅でひっそり過ごします。別に昔馬鹿やらかしたとかそういうこと抜きにして気持ちと熱意の問題ですね。はい。まあこういう片隅で中途半端にこそこそ書くのもそれはそれでどうよ、とは思わないでもないのだけれど、まあ許してほしい。
そのWFPの最新号。こういうぱらっとした短編のほうが最近は難しく感じる。正確には手を出しにくい。といってもこの「最近」というのもえらい短いお話で、遅くても数ヶ月後にはまた別のことを考えていそうだ。
変わりと言っては何だが、詰パラ7月号には手を出した。良い意味で印象的なのは2番。これもある意味「駒取りがテーマ」だなあ。手順限定の確認や手数勘定はしていないけれど、タイトルが綺麗にはまった趣向です。伊藤萬寿氏の作はは非限定も多いけれど、良い意味で楽しんでいるなあ、と思う。
逆に4番はどうなのだろう。この手順なら3番だけで良かったと思う。3番が可愛い小品なだけにもったいない気がする。
で、良く分からないのが6番。勘違いしているのかなあ。これ、一本道すぎないか。勘違いしていないとするならば、強欲自玉詰(必要なら協力条件付加)でよさそうな手順なのだけれど。うーん。
看寿賞決まりましたね。解説のコメントが微妙だったのを話題にした煙が受賞してたなあ。あとはまあ穏当。詰将棋選手権の若島作は、9番のほうが評判いいのね。解説を読むだけの私には10番の合駒の移動合連続、という趣向のほうが面白かったのだけれど。なるほど。
時に、「難しい」という一点をもって看寿賞を受賞した作って過去にあったかしら。強いて言えば「夏の陣」だけれど、初形趣向の無仕掛だし。そういう観点で、谷口氏の作の高評価はちょっと面白かった。
まあこんな感じでひとつ。ああ、そういえば先月の氾濫の感想書いてなかったなあ。とりあえず取禁の単騎詰が、蛇踊り以外の形で可能性を示したのはちょっと面白い。面白いのだが、あの問題は手がかりが無さ過ぎて辛い。
まとまりのない近況でした。
- 2009/06/28(日) 05:14:13|
- FAIRY
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一周年ですか。サイレントに読ませていただいております。かかわっている皆に感謝。
正式名称Web Fairy Paradise。
告知場所
http://takubon-tumeshougi.269g.net/
配布場所
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/takuji/wfp.html
ってここでWFPの存在を知る人っているのか。
WEB上のフェアリー情報の集約+独自企画(出題だったり記事だったり)というスタイルのPDFマガジンです。記事のほうも面白い。ここ最近では煙詰特集。
珍しく掲載問題の感想。あからさまなヒントにならないよう気をつけます。
WFP作品展
1)これは形を知っていたので一目。この1手逆算が成立するのか。
2)単純に楽しめる作。収束までの助走が命。
3)4)同手数だともうちょっと良かった。玉をxxにすると9手で揃うが片方が余詰。
5)これは手順を見てもすぐに分からない人がいるだろう。逆にだからこそ面白い。好作。
こういう手があることを知ってはいたが、作品にする方法は分からなかった。
6)解くか並べるかすれば主張がはっきり分かる。あの手筋のIsardamによるバリエーション。
もう一つ増やせたら、とも思うが「作品」にするのは難しそうだ。
5)6)が難しいけど、それに見合う面白さがあると思う。
特にIsardamにあまり触れていなければなおさらだ。
前号5番の強欲都煙は鑑賞のみですがお見事でした。こういう伝統ルールでは逆算不可能という意味でのフェアリーメイトは普通に見かけるけど、煙だと話題になるのか。それはちょっと面白い考え方だ。
OFM147回
問題の評価とは全く無関係に、初形から作為が浮かびやすい作品とそうでない作品があります。
この問題は私にとって前者でした。PWCであることをふまえて盤面をにらむと解けました。
狙いがはっきりしていて気持ちの良い短編です。
初形から舞台装置を消すほうが格好いい、という価値観があるのも確かですが、
特にフェアリーでは舞台装置が提示されていて、その意味を考える、というのも楽しいものです。
伝統ルールだってはがし/連取り趣向はそんな感じですし。
四図之作物
いや、これすぐに解くっていろいろ無理。悪魔とか悪魔とか。しかし個人的にはビジュアル的に手が出しにくいな、というのが本音。ほぐしものである12番だけ解いた気になっただけ。9番を暗算は無理!
おまけ
Isardam協力自玉詰 16手(受方持駒指定)
持駒:香
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 王|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:香 歩
5番を考えていて、「ああ、シラドマって自玉詰ませるの簡単だなあ」と気づかされて即興。
持ち駒制限でさっくりと形だけ作ってみました。
使用駒からやることは限られているので難しくはありませんが中身もそれなり。
- 2009/05/21(木) 03:04:30|
- FAIRY
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特に内容はなく箇条書き。
最近は頭の中で並べることもあまりしていなくて、ある作の大枠だけ考えようかな、と思ったら盤駒が必要になっていた。結局脳内盤である程度考えられるようになっていたのは数年かあ。
詰将棋をあまりしない人が詰め将棋、と表記するように、フェアリーをやらない人はばか詰(協力詰め)をバカ詰と表記する傾向があるようだ。私がいわゆる「馬鹿」を表記するときに、ひらがなに開くことはあるけれど、カタカナ表記することはあまりないのだけど、さて。
ここに書いて誰が読むのか、とは思うけれど、Problem ParadiseのAlice Chessのレトロの解答は面白かった。Alice chessは何より偶奇の論理が面白い。
Isardam(type A)の意味が作例を示されるまで分からないのは駄目だなあ、と思った。たとえば金で王手された受方は、玉に受方金の利きをつくることで受けることができる。これはmadrashiではありえない受けで、感電させるのではなく、進入禁止にして利きを消す。
PCチェックなしでこんな原理図が。
キルケIsardam協力自玉ステイルメイト 34手
持駒:たくさん
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
|v玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 王|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・|九
+---------------------------+
持駒:飛8 歩9
歩打歩受しながら飛で横に送って〆。
キルケでなくても歩の処理を考えると成立するかも。
ステイルメイト図
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉|五
| 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 王|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・|九
+---------------------------+
もうすこし張っておきます。
Isardam協力詰 7手(2解)
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:金 銀2
都玉に適当に駒持たせて遊んだだけです。
銀がある将棋でカメレオンエコーと言っても冴えないけど、
相手に駒を打たせないための生はちょっと美味しい。
Isardam協力詰 9手
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:銀2 桂
価値のない裸玉。
何せIsardamである意味は最終手が限定されるだけ。
Isardam協力詰 7手
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:香
原理図。裸玉ならともかく、ねえ。
チェスだともろに基本になりそうな形です。
- 2009/05/10(日) 13:30:13|
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最近並べもせずに眺めるだけです。プロブレムパラダイスもそうだなあ。
ということで久しぶりにフェアリーランドを解きました。セルフ特集ですが難しくはないですね。1番は一目ですがこれはこれで。2、3の姉妹作はまあまあ。手順も同時出題の理由にはなるでしょう。4番の対面は序がちょっと面白かったです。鏡はまあ見たままなのですが、これはこれで期待をはずさない作りとも言えます。
11月号解答。1番は綺麗です。これくらいが良いですね。2番のステイルメイトになると私には難しい。収束が浮かばないです。頭ですんなり並べられないのでは自力では解けない。でもとても面白いです。3番は解きました。作為は隅のキルケでは一番先に考える手順。紛れ筋の方が目新しいかも。4番は一目なんですが、51を縛る駒を動かす手順って結構さっぱりと作れないものです。こんなにシンプルにまとまるものですね。
伝統ルールから「阿吽」。龍ノコで新構想ってそんな。まだまだ構想のネタは尽きないものだなあ。タイトルと手順の表記に笑わせてもらいました。上手いです。構想、という視点から見れば看寿賞は鉄板と言って良い内容だと思う。解く人の意見はまた別にあるとして。
にしても、こういう歴史的(と言ってよいだろう)作品が大学院ではなくデパートで発表されるのは詰パラとしてどうなのだろうとはちょっと思う。っていうか、私、詰将棋デパートのきちんとした定義って知らないんですけどね。詰将棋パラダイス読み始めて10年目になりますが。とりあえず「手数不問」「入選にカウント」「採点されない」ってのは確実ですが。
まあ、詰将棋パラダイスという雑誌において、「学校」>「デパート」ってことはないみたいなんですが、最初は「解答競争には不向きな軽趣向などが対象なのか?」とか思ってたりしたこともあります。結局今は「なんでもあり?」っていう認識です。
- 2009/01/31(土) 05:00:50|
- FAIRY
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伝統ルールですらない、指将棋の話。時計が切れた後、通常の棋戦は1分将棋、早指しは30秒将棋となる。裏はとっていないけれど、プロにとって30秒と1分では壁があるようだ。さて、では1分より長くしたら終盤の質はどれくらい高くなるのだろうか。
何かの公式戦で、持ち時間なし3分将棋とかやってみたらどうなるのだろう。100手で300分=5時間。ただ、3分ではトイレに行くのもばたばた行くことになる。それが難点。かといって10分将棋とかにしちゃったら2日制でも終わらない。1000分は16時間40分。すべての手番で10分を使い切る訳でもないとはいえ、200手を超える将棋もある訳で。
じゃあ秒もカウントする方式にして、一手をごとに時間を加算するのはどうか。持ち時間3時間、1手1分加算。これなら100手で6時間+100分、200手でも+200分、9時間ちょっと。これなら現実的といえるか。でもこれだと結局1分将棋とどれくらい違うのか、ってのはあるけれど。
でもまあ、あまり考えても仕方ないところかもしれない。そもそも、今の終盤に不満がある訳ではないし。そもそも不満を持てるほど指したことないです。解説つきならまあ楽しめるだけ。
まあ、終盤は一番最初にコンピュータに勝てなくなる分野であるという現実もある訳ですが。
- 2009/01/31(土) 04:13:39|
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チェスプロブレム会報(って表現でいいのかな)、Problem Paradise Issue 46が到着した。
とりあえず面白そうなのが上田吉一氏の還暦記念ツアニーである。募集は1年間!
テーマはフェアリープロモーション。チェスのポーンは任意の駒に成れる。初形にフェアリーピースがある場合はそのフェアリーピースにも成れる。あ、成=プロモーションです。
私がProblem Paradiseを読みはじめてからも、上田氏はフェアリー多種成(複数解で、それぞれの解で様々なフェアリーピースに成る)を何作も発表している。#2(詰将棋なら3手)くらいの短手数なので、眺めるだけでも単純に楽しい世界だ。結果が見られるのは1年先とはいえ、どのような作品が集まるのか、どのような作品が選ばれるのか楽しみです。って、私は完全に読むだけ(たまに並べる)の購読者ですが。
※
さて、この多種成をフェアリー詰将棋に持ち込めるかどうか。将棋では小駒は金に成る訳だが、これを拡大する。歩に限定してもいい。任意の駒に成ることができるようにする。チェスの場合はPawn以外の駒がすべて後ろに引ける=何に成っても行き止まりのない駒にならないが、将棋ではそうもいかない。また、2回目の成を許すか(たとえば13歩成=桂>21桂成=角とか)どうか。
そもそも任意の駒に成れるのは1段目に限定するかどうか。細則はいろいろありそうだが、さてどんなルールなら面白い作品ができるだろうか。プロモーションした駒と成駒を区別して、プロモーションなら取られても元に戻らない、などもアリか。3枚目の角をつくり、相手に渡して角合させることで詰む協力詰や自殺詰とか。
チェスのプロモーションではこんな例がある。多分私の知らない区分けがあるだろう。
・アンダープロモーション
通常クイーンに成るのが自然だが、あえてそれより弱いルークやビショップに成る。あるいは全然違う性格のナイトに成る。チェスプロブレムでは当たり前。クイーンに成る作為なら別の主張が必要。詰将棋に持ち込む場合、不成とは違う味が出るかどうか。
・AUW
手順の中で4種すべての成が現れる。複数解を利用してのAUWも普通。将棋に持ち込む場合は……いまひとつイメージがわかない。6(あるいは銀〜飛の4)種プロモーション?
・フェアリープロモーション
フェアリーピースに成る。フェアリーピースだけでそれなりにややこしいのに、さらにポーンがプロモーションすることでフェアリーピースが増殖する。その複雑さを乗り越えて何を見せるか。
※
うまく詰将棋にプロモーションの概念を持ち込めたフェアリー作品ができたら、それこそ発表媒体はProblem ParadiseのShogi欄向けだなあ。
- 2009/01/03(土) 17:36:29|
- FAIRY
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TTTの結果が音速で公開されていて驚きました。なるほど、課題Bの優秀作は途中下車つきスイッチバックでしたね。ただ、私がイメージしていた途中下車付スイッチバックは戻る過程で途中下車、でした。可能であれば見てみたいです。いや、作図できればもっと良いのですが。
一応イメージとしては飛車なら98>18>58>98みたいなのが見たい例で、今回見せてもらったのは98>58>18>98という形となります。まあ、短手数でこんな飛び方はフェアリーでも変身ものでないと無理でしょうけれど。
※
詰将棋のルールの件でおもちゃ箱の記事を見させてもらって「へえ」と思った2点。ある程度公式に明文化されているのは「受方最長」であり、「受方最善」ではない、ということ。それで同手数駒余りの変化別詰で駒の余らない詰ませ方が正解かどうか議論になるわけですね。
まあ、見ている分には(並べる専門なもので)同手数駒余りを利用したペテン作は好きですが、決めの問題ですね。理論的にどちらが優れている、ということはないと思います。選択肢としてはおおむね2つ。変同駒余りの変化は誤解とする/駒が余らない手順でも駒が余る手順でも正解とし、程度によって減価事項とする(駒の余らない変同と同じ扱い)。どちらも1つのキメですが、現状の詰パラが原則前者の運用をしているのは確か。
もう一つは詰パラに乗っているルールの適当さ。まず、攻方が詰まない手を選択したときに、不詰となる手を選択する義務が明示されていない。もう一つ、無駄合の禁止の説明。実質「透かし詰めはそれで詰みですよ」としか書いていない。せめて香歩問題くらいを例に意味のある仲合や捨合と無駄合の区別くらいしないと駄目な気がする。こんなこと言っちゃなんだけど、どうせマニアックな世界なんだから、書くならついてけない人さようなら、くらいの勢いがあってもいいような。
ま、個人的には無駄合を回答してもOK、という運用が好みです。細則として定義しても良いけど。
※
年賀詰を見ていて、駒の連続移動を禁止する牛歩詰ってフェアリーを考えていたのだが、これ、いつだかの詰パラの読者サロンで「ユックリ将棋」だったかな、名称は定かではないけど載ってたことを思い出しました。
この駒の連続移動を禁止するというフェアリー、指将棋でも詰将棋でも、王手にもそのルールを適用するかでだいぶ話が違ってきそうです。詰将棋ではどちらのほうが面白いのだろう。とりあえず王手にも適用する詰将棋の場合、王手義務はない方が良さそうです。そうしないと初手の王手で空王手しかない……まあ、詰パラの提案者には申し訳ないが、発展性はちょいと薄そう。ああでも、チェスでレトロを絡めれば面白いかもしれないなあ。
- 2009/01/03(土) 00:46:53|
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相変わらず不定期にだらだらやっていきますんでよろしく。
規約問題で議論したいとかそーゆーことではなく、現状の確認ってことで。例によってこれが正しい、じゃなくて、「私はこう思ってますよ」です(1/2ちょこちょこ修正)。
○フェアリー
当然規約に穴の少ない方から。基本適に協力系は単純。攻方受方共に最短。これで完結する。付加すると、作者のルールとして駒余り禁止。完全限定が基本。非限定は超長手数において例外的に許容されることもある程度。
穴のある部分。千日手規定。これは明確に定まっていない。千日手利用作の場合千日手条件を明示する、という運用か。もうひとつ、目的が詰の場合に、ステイルメイトに関する規定ははっきりしない。これは伝統ルールと同じ。たまにフェアリーランドで「今月の問題」枠で採り上げられることがある。
また、フェアリーでかしこの場合に限り、「攻方最短」という表記を見受けることがある(多分実際は攻方任意で運用されている)。非限定の定義の曖昧さは伝統ルールと共に復活する。
○伝統ルール
変同や最終手非限定が許容されるので、作図のルールと解図のルールは異なるべきだ、というのはやや珍しい主張か。とりあえず私は別だと考えている。
作図のルール
・攻方任意、受方最善の手順で受方の玉を詰に至らせる手順を設定し、それを作意とする。
・作意において攻方の持ち駒が余ってはならない。
・二歩、打歩詰は禁止。
・使用駒は歩18香4桂4銀4金4角2飛2、受方玉が必須。盤面またはどちらかの持ち駒とする。
・攻方玉を使用してもよいが、必ず盤面配置すること。また、攻方玉への逆王手の放置、攻方王を受方の駒の効きに晒す手は禁止。
・作意以外の手順で詰みに至る手順がある場合、原則として攻方の手の場合は余詰と呼び、受方の手の場合は変化と呼ぶ。
・変化は作意より短手数ないし、同手数駒余りであれば誤解となり、作意より超手数であれば変長(変化超手数)、作意と同手数駒余り無しであれば変同(変化同手数)と呼ぶ。これらは程度によって不完全〜キズ、不問、と区分されるが、その区分は明確ではない。
・余詰は最終手のみ不問、最終3手からの余詰がボーダーラインとされる。ただし、3〜5手の超短編においては問題視されることもあるし、逆に序盤の余詰でも、飛角香の打ち場所の非限定は許容されることがある。同様に明確な基準はない。
攻方任意:王手義務はある。その他の制約はない。
受方最善:攻方の王手に対し、不詰になる手順があればそれを選択し、どう対応しても詰むなら手数が最大になる手を選択する。手数が最大になる手が複数あって、攻方の持駒が残る場合はそちらを選択する。※ただし、無駄合(後述)は除外してよい。
解図のルール
・攻方任意、受方最善の手順で受方の玉を詰に至らせる手順を発見し、それを解答とする。
・変同、変長がある場合、それが作意と一致していなくても良い。
・二歩、打歩詰は禁止。
・受方持駒は、歩18香4桂4銀4金4角2飛2から盤面、攻方持駒にない残り全てとする。
・攻方玉がある場合、攻方玉への逆王手の放置、攻方王を受方の駒の効きに晒すては禁止。
ここまでがおおむね共通認識と理解。しかし、この時点で無駄合、変化/余詰に対する定義は曖昧である。また、後述する攻方の迂回手順はどうか。
※
曖昧なルールや言葉
変長:現在は原則不完全、ないし大キズとされる。過去は最終手2手前からの2手変長(作意より2手長い)駒余りを容認するという考え方だった時代が長かった。私が詰将棋に触れた時点では既に原則不完全だったと考える。
変同:最終手2手前からの変同手数は不問とされる。初手に近い方での変同手数は不完全〜キズと見なされる。変同のうちどれを作意に設定するかは作者の自由。
不完全、キズ、不問
迂回手順:攻方の指し手から分岐し、作意に還元するが、長手数となるような手順。解答者はどちらを解答しても良い(これに異論がある人はいるだろう)。図面としては程度によって不完全〜不問とされる。
減価事項:非限定(攻方なら余詰、受方なら変同)に対して、評価を下げる要素と見なすこと。実際に出される判断は不完全(出題不適)、キズ(出題時にフォローがあることが望ましい)、不問とされるが、その基準ははっきりしない。
ステイルメイト、千日手:フェアリー同様未定義。千日手については「最後の審判」が有名。
変化別詰:通称変別。作意ではない受方の手を選択し、早詰や同手数駒余りの手順があるのに同手数駒余らずの解答をすること。過去に規約論争があったが、現在は誤解と判定するのが原則である。ただし、複数の詰め方があるが、いずれも同手数駒余りしかない変化の場合は正解と判定する。
手順前後:余詰、変同の一つの形。基本的には不完全に分類されるが、変同の合駒順に限ってはキズと主張されることがある。
無駄合:王手駒で同xと取るか、放置したまま、作意通りの手順詰む合駒。この解答を誤解とすることがあるが、私見ではこれは正解としたい。また、最終手に限っては、同xと取る駒は王手駒で無くても、成限定でも良い。広義には、何手かかっても良いから同じ盤面で攻方持駒だけ増えている図面に還元する場合も無駄合と主張することがある。実例では「古時計」が記憶に新しい。私的には「古時計」くらい面白い手順であれば、広義の無駄合を主張する価値はあると思うし、私は受け容れる。が、原則としては広義の無駄合は無効とするほうが無難だとは思う。
その他:希望限定、飛角香の移動位置非限定(例:以遠打)、成生非限定
しかし伝統ルール解かない私が書いてどーするんだこれ。でもこーゆー話こねくり回すの好きなんですよねえ。
※
一応フェアリーについてさらっと。プロパラにおいて詰将棋ツアニーが開催されるってことで、フェアリー版ツアニーの話が出てました。作品は全然考えてないけど、〆切過ぎたのでちょっと考えたこと。両方にまたがります。
・初手と最終手が同じ
アンチキルケなら全部桂打ち、という極端な例が既にありますね。あとはどういう趣向があるかなあ。伝統ルールなら邪魔駒消去とかが普通だけど、ジャッジが好むかはまた別問題。
・同じ駒が3回以上動いて戻る
スイッヂバックじゃだめなのがいけずです。途中下車付きスイッチバックとか出来たら格好よさそうですね。でも理屈付けが浮かばなかったです。circeで取らせて戻るのは駄目ですか。うーん。性能変化系の封印はちょっと面白い。性能変化系ならほっといても駒が飛び回りそうですしねえ。
・FFTの"9手まで"
受先や自殺系でも面白そうですね。特に最初のテーマの初手と最終手が先後入れ替わるってのはフェアリーらしい。
・ジャッジ制
そいえばProblem Paradiseがそうだからチェスプロブレムでは普通なのかなと思ってますが、詰将棋では見たことない。レギュラーの担当じゃない人(ジャッジ)が期間優秀作を決めるって方式。今の詰パラではマンパワー的に無理そうだけど、そういうやり方もありますね。
- 2009/01/01(木) 04:09:23|
- MISC
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決まりましたね。しかし今の羽生がタイトル戦で4連敗ってのも凄いなあ。特に両者それぞれに積極的な思い入れはないけれど、ニュースバリューとしては永世7冠のほうがあったかな。まあ、永世7冠はまだチャンスがあるけれど、連続5期はワンチャンスなので、こっちはこっちで希少価値がある。
えーと、将棋の内容? 棋譜は見ましたけど、私は指さないので分かんないです。並べるだけの伝統ルールの詰将棋より分からない。強いて言うと、タイトル戦によく表れる「プロにも分からない手」「見えない手」みたいなのはあんまりなかったんじゃないかな、と。比較対象は羽生が永世名人になったときの七番勝負。あの序盤はあまり見ない形な気がする……って結構適当に書いてるな。まあ今回は古典的戦型と言える矢倉戦が多かったのが私の印象を左右した大きな要素かな。
まあ、スポーツ同様、テーブルゲームでも、プレイしない観客(ファン)がついてこそ本物だ、ということでひとつ。
時に、将棋はある程度分かるけど、囲碁は本当に分からない、というか解説がついてもまだ楽しめない。「これはいい手だ」「悪い手だ」と解説されても、将棋は何となく分かった気になれるが、囲碁は無理だ。そもそも「これでここの争いは一段落、次の大場に向かう」という相場がある程度分からないとどうにもならん。
あれ、何か長くなった上に肝心の初代永世竜王の名前すら書いてない。ええと、渡辺明初代永世竜王おめでとうございます。
- 2008/12/19(金) 16:58:07|
- MISC
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先日の歩生までの話、
冷静になってみたらOrphanだけ採用すれば最終手歩生限定できますね。はい。
これがフェアリー駒の利用では一番シンプルな方法でしょう。
#1
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・vOv玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
持駒:なし
21:Orphan(基本的には動けない。取りがかかっているときのみその駒の動きになる。複数の駒から取りがかかっているときはそれらを合成した駒の動きになる)
まあOrphanという駒はフェアリーの中でも特殊ですが。
さらに、伝統ルールでなんとかならないか、という方向にはまったく貢献しない。理由づけの美しさ、という意味では「歩合が打歩になるためできない」というのが一番だ。
※
竜王戦、「将棋まるごと90分(ケーブルテレビ、囲碁将棋チャンネル」でしかチェックしてなかったら、龍王の3連敗3連勝ですか。3連勝の時点で永世7冠誕生かあ、凄いなあと決めつけていたらまさか。史上初の3連敗4連勝もそれはそれで価値のある話。それにしても、七番勝負で3連敗4連勝が今までないというのは確率的にも気分的にも面白い。
- 2008/12/14(日) 09:26:31|
- FAIRY
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140回。
攻方取禁協力詰。18枚なんて軽く超越した大量の歩で歩とによる炭坑を掘り起こしていく作品。案の定歩不足で解けず。こういう作品って「パズル」としてとても楽しい。炭坑の中で詰ませてしまう紛れも攻方王配置から「これは紛れだ」と分かってしまうけれどそれはそれとして設立しないのが面白い。まあ、「詰将棋」のファンがそれを好むか、というのは別にして。攻方成禁まで加えれば最上段までの発掘も原理的には可能だと思うけれど、それをやるには今のFMの持ち駒99枚制限では無理だ。この作品で既に80枚以上使っている(12/19追記:取禁なのだから、受方に金、成金を使えばおそらく可能です。生歩99枚まではいらないでしょう)。
ところでフェアリーだったら歩の使用数は理論上いくらでも増やせます。自殺詰めの持ち駒消費による合いきかず、もっと単純にステイルメイトとか。では、伝統ルールならどうなのだろう、とちょっと思ったり。実際歩17の作品だと「やっぱり18枚でないと」みたいなツッコミが入るわけで、それならいっそのこと歩消費型多段馬ノコとかで歩50とか消費できないかなあと。
141回。
シラドマ(別に英語表記を積極的に拒否しているわけでもないですが、書きやすいので)。性能変化系の「効き二歩有効」同様、「効きシラドマ有効」ルール(王手の効きに関してはシラドマルールは適用外)。チェスではTYPE Bだそうですね。まあ駒打ちのある将棋では「効きシラドマ有効」だと詰形が限定されすぎ(主に生駒での王手に対して、王に効くように駒打ちが強すぎる)そうなのでこちらがデフォルトで良いと思います。
先手マキシ安南シラドマ詰 #1
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂v玉 角|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 金v歩 香|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・ 香|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
持駒:なし
先手マキシ安南シラドマ詰 #1
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 角|二
| ・ ・ ・ ・ ・ 桂v玉 ・ 王|三
| ・ ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ 香 ・ 桂 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:なし
余興。普通には余詰が消しようがないのでマキシにしてみた。機械検討できないんでポカしているかもしれないけれど、やりたいことは通じるでしょうか。いずれも初手はひとつしかなく、香跳までの合きかずです。歩合できない理由をシラドマに求めると駒数増えるなあ。玉頭に6〜7種の駒を効かせるのがなかなかややこしい。
(12/21追記:マキシは受側のみに適用されるルールでした。王手解除のための手順で、移動郷里が最大になるものを選択しなければならない、というものです。先手マキシ、という表現に変えておきました)
142回。
再び攻方取禁協力詰。でも今回は盤面馬歩、歩2。明らかに盤面の歩は使えない。……とすると詰むのはここしかないか、とするとあーなって……解けたかな? 手数は見てないけどとりあえず詰んだ。これは面白い。そして凄い。何が凄いって、これが氾濫の予備作になるっていうことが凄い。
攻方取禁は「龍踊り(第12回氾濫)」が一つの完成形だと思っていたのだけれど、いろいろ可能性ありますねえ。ああ、「Q王全取禁成禁ばか自殺詰」(第20回氾濫)にとどめを刺す実戦初形風シリーズもインパクトはありました。こちらは私には観賞用でしたが。
- 2008/12/08(月) 01:36:29|
- FAIRY
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書き捨て。受方玉が全てのマスを通る全格巡りについてあれこれ。
・伝統ルール
81作品で、初期位置全格、という作品集は見かけますが、出来るだけ少ない作品数で全格を通らせる(初期配置でも可)には何作必要だろうか、というお話。橋本孝治氏の周辺を中心とした49箇所巡りがあるので、これに中央を巡る作品とかみ合わせれば、既発表作品10作以下、うまくすれば5作程度でできるんじゃないかな、という話。あるいは煙詰だけ数作で全格巡りとか。全ての煙詰で通っていない地点は流石にないでしょう。
問題は、「既存のこれらの作品群で全格巡ってますよ」と言っても、「ふうん」で終わってしまうこと。
・フェアリールール
駒数制限撤廃+強欲ばか詰で徹底的に駒取り順を限定してやれば美しくできそうな気がしなくもない。
条件詰での原理図(不完全)。
条件協力詰 #161 条件:全格巡り(不完全)
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|二
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|三
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|四
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|五
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|六
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 王 香 香 香 香 香 香 香 香|九
+---------------------------+
持駒:飛 金
作意は飛生で左右に追い回して22飛11玉12(21)金の最終手余詰だけど、他にも余詰はあるかも。一部の香は不要そう(特に9段目)。
……と、あれ、Vizirを使った条件詰ならこれだけでいいのか……よくない。
条件協力詰 #161 条件:全格巡り(不完全)
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 王 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:Vizir 金
作意は89Vizirから縦追いを上下に繰り返して13V 11玉12金まで。でも、99→19→11→21→28→98→……→11といった別経路ができてしまう。
いずれにせよ、全格巡りを条件から撤廃しないと価値はないけど、意外にすぐには完全っぽい作ができないなあ。それっぽいのはこれ。
条件協力詰 #161 条件:全格巡り
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|二
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|三
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|四
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|五
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|六
| 香 香 香 香 香 香 香 香 香|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 王 香 香 香 香 香 香 香 香|九
+---------------------------+
持駒:Q Vizir
これでも不完全ならVizir王にしちゃうとか打駒詰にしちゃうとかまですれば流石に限定されると思う。
- 2008/12/03(水) 04:09:38|
- FAIRY
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詰将棋に属するパズル(=先手に王手義務がある、あるいは目的が詰みである)の中で最終手が歩生である可能性は下記で分類しきれているだろうか。
1)歩生の時に限り、歩合(他は品切れ)が打歩になる法則系
2)歩生の時に限り詰みとなる性能変化系フェアリー
3)歩生でないと逆王手となる性能変化系フェアリー
4)歩生(非王手)だと後手がステイルメイトに陥る超法則系
5)必至や千日手など、目的が詰でないルール
1)はフェアリーピースを導入すれば可能。空き王手にをする王手駒がピンされている必要があり、それをピンしている駒がさらに先手駒によってピンされている必要がある。たくぼん氏のサイトに作例がある。これではライダー駒を利用している。
2)は複数のアプローチがある。歩生でないと相手駒の効きが強くなってしまうパターン(安北)。歩生でないと進入できないパターン(シラドマ)。歩生でないとルール特有の受けが生じるパターン(鏡、マドラシ、Messigny、All-in-shogi)
3)は対面、背面などで可能。
4)先手の合法手が先手玉の前にある歩を動かす歩生/歩成しかなく、それに対して後手の可能な着手はその歩のあった位置に手持ちの歩を打つだけの盤面(他の筋は二歩)。このとき、先手の歩生だった時は先手がステイルメイトになるので、講義の打歩詰、つまり打てないので後手ステイルメイト。2ちゃんねるより。
5)思いつきだけで作例はない。他に推理将棋やPGもあるが、PGで歩突限定はできたら凄い。必至は打歩絡みでできそうな気もするけれどさて。
※
あと、2)の関連で、既存のルールにあるかどうかは分からないが、Orphan/鏡に似た性能変化系ルールでも可能。
【全鏡】全ての駒に【鏡】ルールを適用する。
全鏡詰 1手
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
成ると同歩と取られる。それだけで芸はない。同様に【側面】(対面の横並び版)などでも可能だが、マイナー以前に作例すら怪しいルールを引っ張り出すのは本末転倒な気がする。
- 2008/12/03(水) 02:45:58|
- FAIRY
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氾濫は最後の問題見てぽかーん。凄いルールで作るなあ。それも受先て。
本題はたくぼん氏のエントリからそのまんま。最終手が歩生である作品が可能なルールは? というもの。巷って何処かと思ったら2ちゃんねるでした。とりあえず伝統ルールではステイルメイトに追い込む歩打を打歩詰と定義しないと無理っぽいです。打歩の絡んだ必至ならできるかも。
ではフェアリールールでとりあえず実例があるものを紹介。
OFM第66回 須藤氏作
背面協力詰 7手
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v銀|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
持駒:歩
12銀→12とにした9手詰も勇者ロト名義で詰パラで発表。記憶が確かなら妖精賞。
ぱっと考えると、性能変化系では受け駒の性能を変化させながら王手すればできそうだ。攻方の性能変化系ではどうも通常の手段では上手くいかないらしい。単純にと金は歩の上位互換だからだ。
既出のmadrashi/isradamは簡単。と金なら感電できる/進入できない状況を作れば良い。
circe系も普通には無理と考えて良いだろう。成生で還元位置が変化するのでもない限り。
ところが、PWCはちょっと考えて見る価値があった。駒取りがあるからだ。
歩生に同×と応じると歩が消えてしまうピンメイト。成るとと金は消えないので不詰。
だがしかし。肝心の同×と取る駒が将棋駒にはない。
原理図 PWC
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛v角v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩|三
|
12歩生に同角と取ると飛車に素抜かれる。12歩成に同角なら飛車には素抜かれないが、今度はと金の効きが外れない。かといって距離を離すとピンされた守備駒が作れない。というか、「取らせるための不成」ってPWCの作例でたぶん見たことないな。「ピン駒で取っても大丈夫にするための成」はあっただろうか。香なら可能だと思う。
まあ、フェアリーピースを持ちだしてもこの方向は上手く行かなそうだ。あとは桂玉詰といった歩の性能自体を買えてしまうルールなら話は早いが、当たり前過ぎるし私はルールしか知らない。
えーとあとは千日手? これはできるかもしれない。最終手歩打の余詰を消すのが大変そうだが、テーマとしては面白そうだ。最終手が同歩ではなく、歩の移動合なら最高。
いい加減な直感垂れ流し。
・相手駒の性能変化系は基本的に可能。マドラシ/シラドマもこの仲間。
・自駒の性能変化系は基本的に不可能。
・キルケ系は駒消滅が絡む場合に可能性があるかもしれないが、フェアリーピースないし異王などの追加は必須と思われる。
・千日手が出来たら面白いなあ。既にあってもおかしくない。
・「歩生で詰まされた」で推理将棋おひとつ如何。……あ、そいえば先日の中村氏のPGが歩突までの詰だったなあ。この発展で歩生までのPGが出来たら神すぎる。
で、そのPGをWeb Fairy Paradiseで確認してたらまた忘れてたルールが。All-in-shogi。簡単に言えば「先手後手どちらの手も指せる。元に戻すのは不可」というもの。これは簡単。
All-in-shigi #1
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v香v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
当然のごとく12歩生まで。成ると13と、と戻される。ま、それでも23とまでで詰みますが。つまりかしことして提示すれば余詰だけど、まあサンプルなのでヘルプメイトと明記しませんでした。
- 2008/11/30(日) 03:16:14|
- FAIRY
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